Emotional Intelligence関連の本は色々読むのですが、そういえば、記録に残してなかったと気付き、簡単なレビューを残せる時は、残してみることにしました。
今回の本はこちら
出版社:新評論
英語タイトル Social Emotional Learning and the Brain
マリリー・スプレンガー
私に響いた言葉は、帯にも文中にもあった
『ひとりひとりの生徒に物語があり ひとりひとりの教師に責任がある』
そして
信頼できる大人がいる場合、生徒は衝動を抑えやすくなります
という部分。
実験から「大人を信頼できるかどうかで、子どもの行動が変わってくる」ということがわかってきているそうです。
大人を信頼できる子どもは、マシュマロテストのようなものをやっても
「待つことができる」
大人を信頼できないと
「どうせ・・」
となってしまい待つことはできずに、目先のメリットをとる。
本には
「過去に経験したことが現在の行動を形作るのです」
「子どもが過ごす環境に安心感と信頼感があり、そして約束を守ってくれる大人がいるならば、自分の欲望は二の次にして衝動を抑制しやすくなるのです」
とあります。
この本は、色々な視点からの話が入っているので、ポイントだけ知りたい人には向きません。
教室の中での事例や、学校の中でどう活かしてみたか?というケースは詳しいです。
現在、先生をされている方や、子ども達と継続的にかかわるような仕事についている方が読むと、特に活かせたり、参考になる部分が多い本だと思います。
Emotional Intelligence(感情的知性・心の知性)が、いろいろな形で、日本にもっと広がるといいですよねー。
ご興味ある方のために、本のリンク貼っておきますので、気になる人は、見てみてみるといいと思います。^^
子ども達と日々接する先生同士で「これを見て、自分はどう活かしてみたか?」をディスカッションできたりすると、有意義だろうなあと感じる本です!^^
Comments